あとがき!

はじめましてのかたも、前から通っていただいている方も、こんにちは。下西ただすです。
今回は青峰くん連載をお読みいただきまして、ほんとうにありがとうございます\(^0^)/
黒子のバスケ自体は前から知っていたのですが、まさかこんなにハマるとはおもっていませんでした。
ほんとう、まさか、連載を完結させてしまうとは! 我ながら大変おどろいております。
わたしは本当に遅筆なので、今回の連載の簡潔までのスピードにはまじでびっくりで御座います。
たぶんわたしがいちばんびっくりしてるwww

この連載を書きたいと思った理由はひとつです。
「あおみねくんをそばでささえてあげたい」この一言に尽きます。


※以下単行本のネタバレになりますので、アニメ派の方はご注意くださいませ※





もともと青峰くんにそれほど興味はなかったのですが(努力しない俺様だしね!!)、
でも、帝光時代の青峰くんのアレコレを見てですね。
「頑張れば頑張るほどバスケが嫌いになっていく」っていうシーンで
お ち ま し た 。
それは、ほんとうにつらいことなんだろうなあと。
理解してほしいけど、理解してほしくない、理解できるはずもない。
そんな葛藤を青峰くんが抱えてたら悶え死ぬっていうか禿げ死ぬなと。
そんな青峰くんをすくってあげる天然女主が必要だと!
そういった塩梅でさんに登場していただきました。
個人的には天然ちゃん好きです。書きやすいから(笑)
とにもかくにも青峰くんを救ってあげられたら本望ですな。





キャラせっていとかなんやかんや

今回の青峰くんのイメージは“脆い俺様”(笑)
ひたすらバスケやら自分のアイデンティティやらそんなんに葛藤していただいた感じww
ういういしい感じが出せていたら成功です。出せていない気がする\(^0^)/

人を頼ることをよしとしない青峰くんが、ついつい心の支えにしちゃうヒロインが必要だ!
そんなかんじでちゃんが生まれました。
ちょっと抜けてるけど、芯は本当にしっかりしている子です。
すぐうかれちゃったり、つきあってないのにキスしちゃったり、自己嫌悪に陥ったり。
高校生っぽい感じが出せていれば。いいなぁと。おもいました。まる。


お気づきかと思いますが
好き度は
青峰くん→←←←ちゃん
ですが、
依存度は
青峰くん→→→→→→→←ちゃん
ですww
青峰が振りまわしてるように見えて、じつは全てちゃんの手のひらですww
ちなみにちゃんも青峰くんもそんな自覚はないところが個人的なミソです←w





さいごに!

あんまりあとがきって書かないのでなにを書けばいいか分からなくなってきました(笑)
こんなところまでよんでくださって本当にありがとうございます!
続編は脳内で出来上がっていますので、もしかしたらまた書くかもしれません!
また出てきたらよろしくお願いいたします。

最後に、
本編で出てきたのはリチャード・バックの『かもめのジョナサン』ですね。
これも感慨深い本なので結びつけてみました。

青峰のイメージソングはR/A/D/W/I/M/P/Sの有/心/論です。
こういう感じの小説を目指しました。
撃沈しました。
以下歌詞をそのまま小説にしてみましたよ!
気が向きましたらよんでやってくださいませ。
長々と失礼いたしました。
これからもジョカトーレとただすをよろしくおねがいします!!


120517 下西糺





おまけ

「ねえ青峰くん」
「あん?」
「なんで地球が丸いか知ってる?」


 静かな図書室は、声がよく響く。わたしを後ろから抱きしめたまま、青峰くんは興味なさそうに「さァな」と呟いた。授業はとっくにはじまっちゃったけど、出るつもりのないわたしたちはそのまま図書室にとじこもることにした。サボるのなんてはじめてだから、どきどきだ。ちなみに、外れた扉は青峰くんが一発で直してしまった。うーん、すごい。


「で?」
「え?」
「だから、なんで丸いんだよ。地球」
「えっとね、だれもはじっこでね、泣きませんようにってね、神様がつくったんだって」
「ほー」
「でもね、わたし、それだけじゃないとおもうの」


 そういうと、わたしにすりすりしていた青峰くんが動きをとめた。ねこみたいに擦り寄られるの、嫌いじゃないけど、むしろうれしいんだけど、ちょっと恥ずかしいって思ってたから、ほっとしてしまった。図書室の窓から、外を見上げる。広がる青空。


「ぜんぶ空がつながってるからね、どこからでも、青峰くんをみつけだせるんだよ」
「…………みつけだせなかったら?」


 ぽつりとそうこぼした青峰くんの声に、わたしは視線を彼へと移す。青峰くんがわたしを見つめていたので、至近距離で見つめあってしまった。青峰くんの藍色の瞳が、不安そうに揺れる。なんだか胸の奥がきゅんとして、あたたかくなった。口元をゆるめて、わらう。


「そうしたら、青峰くんが、みつけてくれるんでしょう?」わたしを。


 目を見開いた青峰くんの顔が、次の瞬間真っ赤になる。それがなんだかおかしくて、わたしはくすくすとわらってしまった。拗ねたような顔をしてから、青峰くんはわたしの肩に顔を埋めてしまう。


「おまえ、そういう殺し文句どこでおぼえてくんの?」
「ひーみつー!」


 ふふ、っとわらったら、青峰くんも笑った気がした。
 ねえ、あおみねくん、だいすきだよ。





ありがとうございました!!!


120517 下西糺